私がいちばんに考えていることは、
その建物が私たちの体に合っているかどうかです。
いかにも人にとって丁度よく、合っている建物は、
やさしい感じ、柔かい感じ、懐が深い感じを与えます。
そこで過ごす人の気持ちを穏やかにし、
活き活きとさせることができます。
もう一つは、
佇まいがゆったりとして静かなことです。
景色にのびやかな余白を持っていることは、
私たちの忙しい目を休ませ、
新たに心を開くための糧になります。
姿に安定した重力が示されていることは、
地震に対する物理的な強さを示すとともに、
本能的な安心をもたらしてくれます。
私は、できれば建物は人工と自然の中間のような
存在であってほしいと思います。
そこに人がいて、過ごしていること。
太陽の光が差し、雨が降り、風が吹くこと。
どちらもが幸せなこととして、
美しく感じられるような
場所であってほしいと思います。
ものの余る時代にものをつくる人間のひとりとして、
年月を超えて人を幸福にする、
普遍的な価値のために努力をしたいと思います。
体に豊かさを 心に静けさを
久保 敦史 Atsushi Kubo
一級建築士 第348316号
1981 神奈川県横浜市生まれ
2009 早稲田大学大学院 創造理工学研究科
建築学専攻古谷誠章研究室 修了
2012 勤務
2016 久保敦史建築設計事務所 開設
Staff
久保 朝日 Asahi Kubo
一級建築士 第349528号
1984 神奈川県横浜市生まれ
2009 早稲田大学大学院 創造理工学研究科
建築学専攻古谷誠章研究室 修了
2009 株式会社三菱地所設計 勤務
2015 EM2N Architects(スイス) 研修派遣
2022 久保敦史建築設計事務所 入所
業務内容
・ 建築の計画・設計及びその監理
(住宅・別荘・宿泊施設など)
・ インテリアの計画・設計及びその監理
(リノベーション・展示空間など)
・ 家具・照明などのデザイン
・ グラフィックのデザイン
(WEBサイト・ロゴ・名刺・パンフレット)
設計の進め方
所用期間及び金額の表記は、30坪の木造住宅の場合の目安です。ご依頼から完成まで1年半程度になります。規模や用途によって異なりますので、お気軽に問い合わせ下さい。
※
1.
顔合わせ・ヒアリング
正式にご依頼を決めていただく前に、まず顔合わせも兼ねてお話をお伺いします。長いお付き合いになるので、お互いの人となりに触れ、納得していただいた上で、設計を依頼するか決めていただくのがいいと思います。土地の資料などがあればお持ちいただけると打ち合わせがスムーズです。
2.
設計案の提示
<1ヶ月>
実際の敷地を視察し、現場の状況を確認します。並行して、行政機関を訪ね関係する法令の確認をします。これらの内容を検討の上、設計を吟味し、設計案を作ってお持ちします。この案は最終決定ではなく、まだまだ打ち合わせと改良を重ねることになりますが、設計者の考え方や価値観を見て、ここで正式に設計をご依頼いただくかどうかをご判断いただきます。
→提案料として10万円を頂いております。
設計契約に進む場合は、設計料に含まれます。
3.
設計契約
正式にご依頼いただくことが決まったら、設計監理委託契約を取り交わします。
→設計料の10%をお支払い頂きます。
4.
基本設計
<2ヶ月>
引き続き打ち合わせを重ね、建物全体の基本的な考え方、大きさや形、間取りなどを詰めてゆきます。建物の一番大事な骨格とも言える部分を決定する作業です。その他にも、建物の骨子に関わる特に大事な項目は、この段階で決定します。
→設計料の20%をお支払い頂きます。
5.
実施設計
<3〜4ヶ月>
基本設計の内容を元に、実際に見積もりや工事を行うことができる詳細な図面を作成していきます。ここでは設計側の図面作成作業がメインとなり、打ち合わせの頻度は減りますが、建物の仕上の種類、水回り・空調・電気といった設備関係の器具などを決定していきます。発注してから時間のかかる主要な家具や植栽なども、この段階で決めます。
6.
見積もり・見積もり調整
<2ヶ月>
施工業者に実施設計図を提出し、見積もりを依頼します。最初の結果が出るまでに3週間程度はかかります。その後、見積もり内容を吟味し、予算に合うように設計内容も調整してゆきます。
7.
確認申請
<0.5ヶ月>
見積もり調整が済んだら、設計の内容が法令に適合するものであることを確認する、建築確認申請の資料を作成し、検査機関に提出します。確認が降りると、晴れて着工が可能になります。
8.
工事契約・着工
調整した見積もりと設計図を元に、施工業者との間で、工事請負契約を取り交わして頂き、工事着工となります。
→設計料の40%をお支払い頂きます。
9.
工事監理
<6ヶ月>
工事の進捗に合わせて現場に足を運び、工事が設計図の通りに進んでいることを確認します。また、現場の監督や職人と打ち合わせを重ね、詳細な納まりや施工方法までを具体的に詰めることで、建物の仕上がりをより良いものにすることも大切な仕事です。
10.
引き渡し
工事が終盤となったら検査機関の検査を受け、検査済証が交付されると建物の使用が可能になります。設計検査・建主検査を経て、必要ならば手直しの上、引き渡しとなります。引き渡しの前に、竣工写真の撮影や、設計事務所の完成見学会などをお願いする場合があります。
→設計料の30%をお支払い頂きます。